岩泉を過ぎて
今度は更に北に行ってみました
田野畑村にある
この駅は震災前
海側にあり
岩手が生んだ童話作家
「宮沢賢治」の作品
「グスコーブドリの伝記」に出てくる
「カルボナード火山島」をモチーフとした駅舎が
「カルボナード島越」として
確かに存在していました
しかし先の震災で跡形も無く流されてしまいました
現在は写真の様に
山側に移設され
気動車が来るのを待っております
因みに旧駅舎の天井部分は近所の公園のガゼボテラスとして
存在していました
その後はたろう(田老)と言う街の近くにある
奇岩三王岩に立ち寄りました
その後は道の駅「たろう」で休憩しました
この田老ですが、度重なる津波の被害に遭い
何度か壊滅的ダメージを受けていました
そのため昭和30年代より
防潮堤が作られ
「田老万里の長城」が出来ましたが
先般の震災では
その防潮堤を超えて
津波が押し寄せ
誠に皮肉ながら
またもや甚大な被害が出てしまいました
どうやら地形的に田老の街は
特に津波が巨大になりやすい傾向にある模様です
今回の旅の最後は震災遺構
たろう観光ホテル
昭和63年に建てられたホテルでしたが
2階部分までが波でさらわれてしまい
鉄骨がむき出しになっていまして
思わず声を失いました