ROYALWINGからは、旧館へ連絡通路で向かいます
真下には、紺碧の海が広がります。
ニューアカオはご覧のように海にせり出す構造で建てられた
珍しいホテルになります
この当時は国内では初の事案だったそうで
許可が降りなかったそうです。
そこで、当時、最高の技術で建てられた
日本初の高層ビル「霞ヶ関ビル」の施工業者のホテル建築を依頼したそうです
その結果、許可が降りて海上に建つホテルとなっています。
このホテルの全体を写すには海上から以外方法が無いという一般の方ですと
熱海港クルーズ船サンレモ号
ないし大島航路のジェットフォイル船内より撮影可能です
ここで、何故錦ヶ浦にホテル?と言うお話
ニューアカオの沿革を
昭和2年 創業者赤尾蔵之介熱海に生を受ける
昭和8年 小学校の遠足で錦ヶ浦を訪れその美しさに惹かれる
昭和20年 予科練から戻ったその足で錦ヶ浦を訪れ
その荒廃ぶり愕然とするが、その後毎日錦ヶ浦を訪れる
昭和26年 干物屋の娘と結婚し「赤尾商店」を始める(熱海駅前)
最初は借金だらけだったが、戦後復興の勢いで売上が倍増
借金の15倍の額を稼いだとか
昭和29年 旅館業の開始 赤尾旅館を開業
昭和48年 「ホテルニューアカオ」開業
それからはビーチリゾート曽我浦等を展開して
錦ヶ浦一帯を開発しました
写真は、ニューアカオのメインダイニング錦を捉えて居ます
二年前の台風による高波でガラスが破損した所です。
海上の会場(!)旧館にやってきました
古い…ですが、言っても熱海のニューフジヤホテルはもっと古いですからね
まだまだきれいな方だと思うんですけど
場所的に後楽園の裏側を見ることが出来ます
実はかつては後楽園の建物の手前ですぐ海だったんですよ
だいぶ埋め立てをしたわけ
しかし…熱海のランドマーク的存在だった建物
住んでいたから行かなかったとは言え
初入館が廃館後とは泣ける…
こんなにきれいなのになぁ…
エントランスでこんな感じ
贅を尽くしたホテルです。