見た目だけでは分からないが
これはラジオのチューナー
TRIOとあるのが泣かせる
年代物の証拠
今だとあまりにも有名である
「KENWOOD」の前身
さり気なく立て掛けてあった
「ニニ・ロッソ」のレコード
トランペットの詩人と讃えられたイタリアのトランペッターである
ラジオをよく聞く方は
特に「ニッポン放送」を聴かれる方は
クリスマスシーズンに耳にすることが多いだろう
と同時に年末の一抹の寂しさも覚えるであろう
「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のメインテーマ
夢のトランペットで有名
ということでレコードを聴かせていただいた
中音域が立体的に聴こえ
大変心地の良い空間と成った
何かとすべてデジタルで済ませてしまう昨今であるが
すべてを人の操作で行うアナログ
デジタル信号では無く
機械的、物理的の信号
それは耳に心地よく響く
昨今は小さいスピーカーでも高性能を求めがちであり
スマホですべて済んでしまう
それも良いのかもしれないけど
こういう時代を経て
今があるということを
忘れないでほしい
そう…言われているような気がして
私も懐古主義なところがあり
小学校のときには
ラジカセでエアチェックしていたものだった
というのも、当時アパートだったが
6畳二間のLK【!】お湯は出ない
換気扇は無い(!)
サンマを焼けばアパート中が真っ白
ドアを開けるしか無いので
各家庭の料理が一発でわかるくらいだった
時々焼き肉なんて豪勢なことをして騒いでも
アパートの構造上仕方ないことと目をつむって居たようだ
今思えば、おおらかな時代であった。
唯、下の階に共同浴場があるのだが
お風呂に入りに行っても
常に誰かの目があるようで
落ち着かなく
しかも電気が切れかかっている…ないし切れている
そんな状態でホラー映画なんぞ見た日には
風呂なんぞ行ける状態ではなかった
アパート中に瘴気じみたものが
充満していたと言ってもいいだろう
事実として実は人が3人【自殺】していたのを後で聴いて
なるほどと思ってしまった次第
でも懐かしい思い出である
白兎さんはレコードを見るのも初めてだったようで
ここでもジェネレーションギャップがあったが(苦笑)
ふと、変わったカメラを見つけた
「ゼンザブロニカS2」
実は当時は日本光学のレンズが純正で装着されていた
ちなみに上から覗くタイプ
今回の夜は思った以上に大収穫であった
白兎さんも「ジャズって落ち着きますよね」とのこと
久しぶりに
ナット・キング・コールでも聴いてみたく成った
そんな夜